2008年06月13日
結膜炎
結膜炎
結膜炎は子供の目の病気としては最も多い病気です。
結膜炎の主な原因は、細菌感染によるもの、ウイルス感染によるもの、アレルギー性によるものです。
結膜炎は、目とまぶたの裏にある、目を守る役目をする結膜に、ウィルスや細菌が感染して炎症が起こる病気です。
ウイルスによる結膜炎には、アデノウイルスが原因になっている流行性結膜炎(はやり目とも呼ばれます)や、エンテロウイルスが原因になっている急性出血性結膜炎などがあります。
特に流行性結膜炎は、「はやり目」とも呼ばれる、感染力がとても強い病気です。
流行性結膜炎と診断された場合は、園や学校を休ませる必要があります。
大人も感染することがあるので、家族全員がかかってしまう場合もありますよ。
細菌感染による結膜炎はインフルエンザ菌や肺炎球菌などが原因で起こる場合があります。
目やにや鼻水、便などからも感染するので、目やにを拭いたティッシュペーパーなどはすぐに捨てるようにし、
タオルは別のものを使いましょう。また枕カバーなどはしっかりと消毒して予防しましょう。
【症状】
細菌性結膜炎は白目が赤くなったり、黄色っぽい目やにや涙が多くなり、まぶたが充血します。
流行性結膜炎は、目が開けられないほどの大量の目やにや涙が多く出るようになり、まぶたの裏にできる小水疱のために目を動かしたときに、ゴロゴロした違和感を覚えるのが特徴的です。
アレルギー性結膜炎は、目やには少なく、強いかゆみがあります。
花粉症が原因の子供も増えており、アレルギー性結膜炎の場合は目のかゆみの他に鼻水が多く出ることが特徴です。