2008年03月20日
気管支炎・細気管支炎
気管支炎・細気管支炎
気管支炎とは気管支に炎症が起こる病気です。
気管支炎にかかるとたんがからんだゴホゴホという湿った重い咳が数日続きます。
気管支炎のほとんどはウイルス性のものですが、まれに細菌に感染した場合に細気管支炎は重症になるようです。
2歳未満の乳幼児がかかりやすいのが細気管支炎です。
気管支の奥の細い部分に空気が通りにくくなり、ひどい咳になります。
呼吸をする時に、ヒューヒュー、ゼーゼーと喉や胸が鳴ったり、胸がペコペコするような症状がみられたら至急病院へ行ってください。
またRSウイルスによる気管支炎・細気管支炎は月齢の低い赤ちゃんや、低体重で産まれた赤ちゃんがかかると呼吸不全になり、命に関わることもありますので要注意です。
気管支炎は肺炎になる一歩手前とです。
炎症が肺そのものまで進めば、肺炎です。
症状だけでは、気管支炎と肺炎は区別しにくく、レントゲン検査でわかります。
【症状】
風邪症状のように、咳・鼻水・たん・発熱の症状が出ます。
風邪の場合はコンコンと軽い咳がですが、気管支炎になるとたんがからんだゴホゴホという湿った重い咳がでます。
最初の4日ほどは咳がひどく、つらいのですが、1週間ほどでよくなってきます。
部屋が乾燥すると咳が出やすくなるので、加湿器などで部屋を加湿して、水分をたっぷり与えるようにします。
治療には、たんを出しやすくするための去たん剤や気管支を広げるための気管支拡張薬などを使用します。
細菌感染の場合は抗生物質を飲みます。